名前の由来について

タイトル通りですが、質問があったのでお答えしようと思います。
こういうことは、なんというか芸人さんがギャグを説明しているみたいで、なんともいえない気恥ずかしさみたいなものがありますが 笑

さんかく

さんかくデザイン研究会の核となるパーツの「さんかく」は以下のような理由から付けられました。

  • 計画やその相談に参加するという意味の参画(さんかく)
  • クライアント、ユーザー、制作者という「3者」
  • ヒト、コト、カチという「3つ」の言葉

ひとつずつ説明します。

◆参画

誰かに伝えることを目的とした設計をする、というのが私の考えるデザインですが、これは誰にでもできるし、誰もが自然に行っていることだと考えています。

ところが「デザイン」という言葉が難しくさせてしまっているフシがあるので、デザイナーか否かに関わらず、「みんなもっと気軽にデザインというものに参加しようぜ!」という、やや体育会系的なノリです。

◆3者

我々制作者は、クライアントから依頼を受けて制作を行いますが、出来上がる物は必ずそのクライアントのお客さんである「ユーザー」のためとなるものでなければならない、と私は考えています。
クライアントが満足するからといって、ユーザーにとって価値がないものを作ることは全くの無意味です。とはいえクライアントはがユーザーのことを一番深く知っているのも事実です。

我々はその間に立って、クライアントとユーザーの橋渡しとなるようデザインをすることが望ましいのではないかと考えているので、この3者を表す図形として三角形がイメージされました。と同時にロゴもほぼ確定しました。

◆3つの言葉

ひと昔前は経営をする上で大切な資源として「ヒト、モノ、カネ」という言葉がよく使われていました。
しかしこれは変わってきていると言われていて、私がデザインという仕事をする上では特に「ヒト・コト・カチ」を大切にしています。

ヒト(人)

今も昔も商売は「人と人とのつながり」が命だと私は考えます。これはAIが台頭しはじめた現在でも変わりませんし、今後も当分はヒトを中心としてサービスやデザインが作られるのは間違いないと思います。

コト(事)

ひと昔前は「モノ」が価値基準のひとつでした。いい車、高い時計、大きなテレビなど。ですが今は物そのものにはあまりを体験(コト)に対してお金を払いたいと考える人が増えたと考えます。
例えば「いい車」自体には興味はないが、そのいい車で「誰かとドライブして、結果、誰かに好意を持たれたい」などと想像し、その未来に魅力を感じて、車が売れるといったことです。

カチ(価値)

昔は「カネ」でした。社会生活の上でお金は常に大切。ですがカネそのものはしょせん紙や金属に過ぎません。大切なのはカネを使ってどんな「コト」を体験して「カチ」を見いだすのか、それが大切だと私は考えます。

上に挙げた考え方のうち「モノからコト」はよく聞く言葉だと思います。様々な考え方があり様々な方が提唱しているので、興味があれば調べてみてください。
ちなみに「ひとことかち」で調べると、ひとことはんかち、という商品が出てきます。

3つの要素があわさって「さんかく」

さんかくデザイン研究会の「さんかく」は上に書いた◆の3つがあわさって生まれました。「デザイン」はそのものズバリ、デザインの勉強会だからです。

研究会

さんかくデザイン研究会は、誰かひとりに前に立ってもらって話を聞いて勉強させていただこう、という会ではなく、ひとりひとりがデザインについて思うことを話し合う会にしたいと考えています。

どちらかというと「勉強」というよりは「研究」が私の思いにしっくりきたため研究会としました。

ロゴの由来はまた別の記事にて書きます。

おまけ:略称について

ありません。サンディーなのか、デザ研なのか・・・
私は「さんかく」が一番しっくりくるので自分の頭の中では「さんかく」と呼んでいますが、特別な思い入れはありません。気が向いたら参加された皆様それぞれで一番呼びやすいあだ名をつけてあげてください。